日々の生活の中にはストレスがいっぱい。仕事のこと以外にもストレスを抱えて過ごしている人も多いのではないでしょうか。ストレスはパフォーマンスを低下させるだけでく、自分の心身ともに蝕んでしまいます。厚生労働省はストレス対策を強化するために「ストレスチェック」の義務化を拡大することに決めたようです。
そもそもストレスチェックとは?
ストレスチェックとはストレスに関する質問票に労働者が回答を記入し、回答を集計することで自分のストレス状態を調べることができる簡易的な検査のようなものです。
私自身もストレスチェックを受けたことがありますが、自分の感じている状態をいくつかある選択肢から選択し答えていく形式で5分程度で終わるものでした。結果などは特に明かされず内容によっては上司と相談する場が設けられていました。
このストレスチェックは2015年12月から特定の事業場に実施を義務付けられていて、実施しなかったことに対しての罰則はありませんが、労働基準監督署への報告が義務付けられています。対象者は雇用形態に関わらず対象となるようです。
※ただし50人未満の事業場に関しては義務はないようです。
もっと詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
https://jsite.mhlw.go.jp/kanagawa-roudoukyoku/var/rev0/0119/0631/20161114151420.pdf
ストレスチェックの義務化拡大
先程、※で50人未満の事業場はストレスチェックの報告義務はないと記載しましたが、ここが変更になるようです。
厚生労働省は50人未満の小規模事業場でもストレスチェックを義務づける方針のようです。
うつ病などの精神疾患を発病して労災認定された人は過去最多の883人
長時間労働や上司からの理不尽な指摘、パワハラで苦しみ心身ともに不調をきたしてしまった人が昨年過去最多に…。
私自身、現在もうつ病と長いお付き合いをしていますが普通の人がなんとも思わずしている日常生活を送るのがやっとのこともたくさんあります。外に出ることが怖くなったり、満員電車に乗ることも怖いですしお風呂も毎日入ることはとても難しいです。
健康な人は「たったそれだけの事なのに…。」と思うかもしれませんが、うつ病を患ってしまうと本当に動けなくなってしまうのです。私も家族に「お風呂くらい毎日入ってよ。めんどくさがり過ぎ。」とよく言われてしまいますが入りたいのに体が動かないのです。
もし、身近にうつ病や精神疾患を患っている人がいたら自分の物差しでその人を図るのではなく、自分でもどうにもできない状態なんだと言うことを少しでも理解してあげてほしいです。
ただチェックするだけでは意味がない
当たり前ですが、ストレスチェックをしてはい終わり。ではなんの意味もないと思います。その人が辛い思いをしているかもしれないと分かったら、きちんと寄り添ってサポートをしなければなりません。そして、これ以上悪化させないようにそして少しでも前向きになれるように最善を尽くすべきです。
ストレスを抱えて無理をして働いている状態だと、普段なら問題なくできる作業もミスが増えてしまったりうまくいかなくなってしまいます。「いつもはこんなミスしないのに…」と感じたら、「疲れてるの?少しゆっくり休んだら?」と声をかけてくれるだけで気持ちが少しだけ楽になることもあります。
不調を感じたら、周りに気を使わず休める環境と復帰しても受け入れてくれる環境がとても大切だと思います。
まどろみ(まとめ)
今日はステレスチェックについてお話ししました。毎日いろんなことが起こる世界で、ストレスを感じずに生活することのほうが難しいと思います。もし皆さんが大きなストレスを感じているのであれば、身近な人に相談してください。もし相談する人がいなかったら、私にでも話しかけてください。
一人でモヤモヤぐるぐるしてるとだんだん良くない方向に流れてしまいます。そうなる前にぜひ周りの人を頼ってください。意外と話を聞いてくれますよ!
それでは、皆さんが毎日のんびり楽しく暮らせますように。おやすみなさい。
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